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第3話
第3話は、劇団氷結薔薇の将来の看板女優「シャロ・ホワイト」とニアのお話です。
第2話のあらすじ・感想はこちらから。
稽古4日目、シャロの危険が危ない
第2話の最後、リノキスの「あいつ、殺しましょう」のセリフの原因が明かされます。
シャロ・ホワイトは勝気な女の子で、初めての主役というプレッシャーに押されている。素のシャロ・ホワイトの性格は意地悪ではなさそうですが、ついつい新人に当たってしまいます。もちろん、我らがニアお嬢様は精神体制SSS(なんせ、元武神)なので、問題はありません。
しかし、ニアに対する新人いびりの態度が気に入らないリノキスは、シャロに殺意を覚えます。まあ、サクッとニアに「やめなさい」と止められて、未遂に終わりますが・・・
シャロは、ニアのおかげか、読み合わせも順調に進むようになり、「なあんで私が素人の面倒を見ないといけないといったら」とは言わなくなったようです。
シャロがチンピラに絡まれる、ニアお嬢様はわくわく
劇の稽古が続く中、「ニア・リストンの職業訪問」の撮影が入ります。王都でしか撮れないシーンを撮影するということで、劇団の宣伝もして良いというベンデリオの承諾が得られたとのこと。(ニアが事前交渉している)
劇団の宣伝ではシャロが出演することになり、ニアが滞在しているホテルで一緒にシャワーを浴びて着替えるという話を聞くと、またリノキスが以下のように反応します。
リノキス「一緒に!? 」
場面は魔法映像の撮影現場に移ります。一緒にシャワーを浴びた後、メイクをするシャロを置いて先に現場に到着したニア。シャロを待っていると、侍女リノキスが報告します。
リノキス「シャロ・ホワイトが西の路地裏でチンピラに絡まれています」
ニアはリノキスに衛兵か民兵を呼ぶように指示しますが、リノキスは何かを察する。
リノキス「お嬢様。行かないですよね?」
ニア「・・・・・・・え?なんのこと?」
リノキス「毎晩武術の型のような鍛錬をしたり、先日も嬉々として刀剣で試し斬りをしたり・・・。なんか、戦いに飢えている様子があるなとは思っていたんですが・・・」
さすがはストーカー侍女リノキス!
ニアお嬢様をよく分かっている。
あなたのご主人は、血に飢えた元武神サマですよ!!!
しかし、ニアは(ちょっと見に行って全員血祭りにしてやろうとか思っているだけよ。わくわくなんて心外な! 殴って楽しいのは強者相手の時だけ! チンピラなんて手を抜いて長く楽しむぐらいしかできないし!)という心の叫びを隠しながら、リノキスを追い立てます。
リノキスは不審な視線を投げかけつつ、助けを呼びに行きます。

ほんと、凶乱令嬢ニア・リストンのこういう細かいギャグシーンが大好きです!
ニア「・・・・行ったな。行った・・・よな」
リノキスが見えなくなったことを確認すると、最高の笑顔でチンピラたちの元に向かいます。

お嬢様の無双っぷりは、ぜひとも漫画で観てください。
さて、チンピラを適当に遊びつつ倒すと、彼らが実はマフィアであったことが発覚します。
マフィアだと凄む負け犬チンピラに対して、ニアは目をキラキラさせながら。
ニア「もちろん強い仲間がいるのよね?数でもいいわ100人くらいいる?もっと?
ああ潰す気はないわ。そこは安心して」
まったく安心できないし、いくら美幼女でもこんなお誘いはご免です。
そして、何人でも良いから仲間を集めるようにとアポを取ります。
次のデートは、リストン領に帰る最終日前日の夜。
一部始終を見ていたシャロは(ついでに)救出されますが、ニアのことが何となく理解できた様子。
その後もニアと稽古しようとするシャロですが、知らないところでリノキスに阻まれます。
シャロはニアの滞在先ホテルで一緒に稽古をすると、そのまま一緒に寝てしまうらしく、リノキスはものすごい顔で警戒します。
(リノキスの心の中)また一緒に寝るつもりか、この女・・・そうやってなしくずし的にただれた関係に持ち込んでいくつもりか・・・)
ただれているのは、リノキスあなたです!!!
そして、場面転換前に、アルトワール王国第3王女ヒルデトーラのカットが入り、
「ニア・リストン。貴方のような方を待っていましたわ」
と意味深な発言をし、ヒルデ王女様もプリチー。
次の被害者、マフィアの用心棒アンゼル
マフィアのボスは、後に不幸に見舞われる用心棒アンゼルを呼び出します。
子飼いの「ジグザドッグ」から面白いネタを聞いたため、「地元の子ども達のチームを全部潰せ」という謎の指令が下され、さらに「ニア・リストンを拉致ってこい」という、第三者からするとアメリカ大統領の核ボタンを盗む方が簡単だと思えるような、とんでもないミッションが与えられます。
また、場面は変わり、氷結薔薇劇団の舞台本番が行われ、無事に大成功を収め、シャロのお披露目も完了しました。
リノキスもニッコリして、こう発言します。
「やっっっとあの女ともお別れですね。いやあそろそろ衝動的に殺ってしまいそうでしたよ。」
まあ、表向きは何も問題なく進んでいるようです。
一方、ニアはリストン領へ帰る最終日の前日の夜、マフィアとの再戦に臨み、こちらもニッコニコ。
いざ出陣!というところで現れるシャロ。
「私も行くわ」
怖いもの見たさか、同行できないならリノキスにチクると言ってまでついて行こうとする、シャロの胆力は素晴らしいです。
さて、約束の場所に着いたものの、ガキたちは全員ボコボコにされていました。
そして、ボコボコにした犯人であるアンゼルは、椅子に座ってニアを待っているのです。
マフィアのボスがアンゼルに与えた指令は、「幼女に負けるような奴らは要らねえ」という、子どもマフィアたちに対する罰であったのです。
彼らが弱くても強くても、結果は同じでした。
獲物を奪われたニアは激昂し、こう宣言します。
「泣いて謝るまで、許さないから」
対するアンゼルは、こう返します。
「・・・ああそう。泣かすくらいで許してやろうと思ってたんだけどなぁ。お前殺すわ。」
盆栽はこう叫びます。
「—ああ、アンゼルさん!死亡フラグにしか見えません!!」